ウエストワールドS3 後半の方はターミネーター
いきなりS3からの感想。(ネタバレ含んでます。というかグチ。)
個人的にシーズンごとのテーマと思っているのが
S1:人間を定義するものは何か?
S2:それは記憶だろうか。
S3:「選択」か?
です。
シーズン3は、ドロレスの反乱が成功し、ウエストワールドの外の世界へと進んで行きます。
ウエストワールドって何なのさ?はこちらから。
S3は彼女がどうプログラムされたかが肝。
自由を求め外への扉を開いたドロレスは、さんざん自由に振る舞ってきた人間を憎んでいる描写をされていたので、彼女は人間を滅ぼすのだと周囲は思い込み、それを止めようとする者もいます。それもまたドロレスではあったり。
感想としては正直、1と2に比べると途中からクオリティが下がっていると感じました。
というわけで、S4でクオリティを取り戻すため、ここを改善してほしいリスト。
1.アーロン・カーター
キャスト変えてほしい。
ウエストワールドの外に出てからブレイキングバッドのアーロン・カーターが出演するのですが、ファンの方には大変申し訳ないけど、演技下手すぎてとにかくイライラ。ブレイキングバッドでは気づかなかったけど、下手すぎて引く。
ただただ、シリアスそうに、何か過去を抱えて苦しんでる顔をしていて。言葉では言い難い表情を見せようとして全然作れてない。
実力派を揃えている中にあっての薄っぺらさ。
2.アクションシーンにおけるノーラン家の呪い
脚本家の1人はジョナサン・ノーラン(クリストファー・ノーランの弟)。
S3はアクションシーン多めで、最後の方はもはやターミネーターでした。そこで問題なのが、なんか演出がチープな感じがして、段々笑えてくるという。カッコイイはずの銃の構えがダサく見えてしまう。
もうこれはノーラン家の呪いではと。。なぜかというと、クリストファー・ノーランて、人対人のアクションシーンになると画が止まる感じがするんです。
バットマンシリーズだと、ダークナイトはバイクとかのチェイスシーン中心だったおかげで目立ってなかったけど、人対人だと鈍臭くてドスッボカッな効果音が聞こえてきそうな、フッて笑いたくなる。
インセプションは基本的に車に乗ってたり、世界そのものが動くから、ちゃんと画が動く。あれはカメラマンの功績だったのか。
3.
あと、過去と現在を調子に乗ってゴチャゴチャ行き来しすぎな気も。ゆったりと見せてもよかったと思う。
面白かったのはおもしろかったです。真田さん達、日本人キャストは引き続き出演されるのか気になります。真田さんに殺陣をさせたい気持ちは共感するけど、静かに演技するのも見たいなぁ。そういえばアンソニー・ホプキンスの恋人役で共演されたことありましたね。このドラマでも共演シーンあるといいな。