日々耕作

アラフォーひとり。自分が使っている身の回りのもの、映画やドラマの感想、考えてることとか書いてます。

アニメ『ヴィンランド・サガ:Season2』ファームランドもいい

2023年1月より放映中。もうすぐ最終回。

youtu.be

アマプラやNetflixなどでも配信中。地上波だと月曜深夜12時半にMXで放送中。シーズン1は、2019年夏にNHK進撃の巨人シーズン3の後くらいに放送してたので、なんとなく見てたけど、今回は放送時間が悪すぎて見過ごしていた。。ネットでクヌートの変貌ぷりを見て驚いてアマプラで一気見。

いきなりファームランドサガになっていて展開に戸惑う。けどシーズン1よりしっかり見入ってしまい、S1~S2の放送分を繰り返し見てる状態。

YouTubeサムネ画面右が主人公のトルフィン。原作未見でアニメしか見ておらずなので名乗らなきゃ分からないレベルで変貌しすぎて戸惑う。その上、奴隷になって開墾中。一体何がどうなってるのか、わけがわからないよ。。

物語はおおよそ、土地の開墾、馬を借りたい、麦が育つ、クヌートの3国制覇、クヌートのいちゃもん、トルフィンの贖罪と希望、ケティル農場の人々、トルフィンとクヌートの再会といったもの。クヌートのいちゃもんから物語はどんどん曇る。
どうやったら避けられたかとか、避けられないことだったとか正しい対処法がアニメの感想の中で意見が交わされがちだけど。そういうことではない、人々がただもう動いた。動いたから起きた、交わった運命。そうして人は生きて脈々と命が受け継がれていく。歴史は紡がれるんだなと。

シーズン1での主人公トルフィンは、復讐に身も心も費やし奴隷となっていた。シーズン2は彼の復讐という目的のための手段として犠牲となった人々の魂に苦しみもがきながら、人と言葉を交わし、共に命を育て、共に怒り悲しみ、生きる希望を見つけ出す。

シーズン2の面白さはなんだろうか。。表現する言葉を知らないのでどう言い表したらいいのか。。シーズン2を見てから今期唯一見てる鬼滅の刃がいまいち楽しめなくなってしまった。物足りないというか、面白くて盛り上がることは盛り上がるけど、はじめよりは冷めている。
人間の根幹、魂の何か。共感する(共感しようがないんだけど)とか、考えさせられるといったものではない。
最終回を前に妙に1話1話の進みが遅い気がするけど、地上波見て配信で見返すと、そうでもない。キャラクターの表情の動き一つ一つが大事。エンタメに寄ってワクワクと魅せていくこともできるんだろうけど、それじゃダメなんよきっと。それだと考えさせられるなぁ程度でしか伝わらない。魂に伝え問うにはそれじゃ足りんのですよ。

ヨーロッパの中世前期の史実をモデルにしながらのフィクション時代漫画なためか海外で人気な模様。すごい作品なので日本でももっと流行ってほしい。